ヤフオクは、電脳せどりの定番ともいえる仕入れ場所ですが、いくつかの特徴があります。
一つ目は、「価格帯で、利益がだいたい決定される」。
中国輸入などにも同じことがいえますが、どれだけ売れるものであっても、低価格帯商品は薄利でしかありません。
特に、Amazonは販売手数料が高いうえ、FBAを使うとさらに手数料が取られるので、かなり利益が圧迫されます。
販売手数料が10%、FBA手数料が300円なので、ヤフオクで1,500円(送料込み)で落札した商品をAmazonで2,500円で売った場合、手数料は550円となり、純利益は450円となってしまいます。
これが、高価格帯だとどうなるでしょうか。
ヤフオクで4,500円(送料込み)で仕入れた商品を、Amazonで8,000円で売った場合、純利益は2400円となります。
しかも、慣れてくればサーチするにも10~15分ほどしかかからなくなるので、時給は3万円くらいになったりします。
また、出荷する商品数も減りますから、作業時間も減らすことができます。
二つ目は、「回転が遅く、利益率が高い」。
ヤフオクで出品されている商品には、Amazonだと回転が遅いものがけっこうあります。
その理由は、中古だからです。
Amazonでは、中古商品はどうしても回転が遅くなりがちですが、その分利益が取りやすくなっています。
そのため、回転の速い商品の中に、遅い商品を2~3割ほど入れることで、回転率を保ちつつ、売上を増やすというやり方もあります。
次に、ヤフオクせどりの利点について。
一つ目は、「かんたん決済ができる」。
ヤフオクせどりは、基本的にインターネット上で完結します。
かんたん決済ならカードで仕入れられるので、現金を用意する必要がないというのもありがたい点です。
二つ目は、「出品数が多い」。
1日当たりの出品数が2,000万超なので、たとえライバルに仕入れられたとしても、商品がなくなることはありません。
三つ目は、「仕入れ値が安い」。
ヤフオクでは素人の出品者も多いので、実店舗のように店側の利益が上乗せされません
だから、利益が出しやすいといえます。
一方、ヤフオクせどりの難点についてです。
一つ目は、「商品の数が多い」。
これは利点でもあるのですが、初心者がサーチする場合、手当たり次第にやっても仕入れられないことは多々あります。
Amazonで売れている商品を知ったうえで、サーチを行う必要があります。
二つ目は、「コンディションが多種多様」。
同じ商品でも、出品者によってコンディションが異なるので、写真と文章だけで仕入れるかどうかを判断しなければなりません。