株式投資を始めるにもなかなか踏ん切りがつかない、リスクがある以上はなかなかスタートができないとしりごんでいる方々が多いかもしれません。
もちろん、それは初心者の投資家にとって当たり前のことです。リスクが伴う以上株式投資にはそうそう簡単に取り込むことができない理由は分かります。
そんな時はまず自社株投資から始めてみてはいかがでしょうか。
企業によって仕組みは異なりますが、給与天引きで自社株を購入することが可能な仕組みはほとんどの株式を発行している企業であればあるのではないでしょうか。
給与天引きで毎月決まった金額を投資し、自分自身の企業が伸びゆく姿を応援する、そして配当などでメリットを得ることによって株式投資の何たるかを少しずつ学ぶ材料にすることができるかと思います。
時代は大きく変わっていますが一昔前であれば自社株投資を行うのであれば、会社から購入補助が一定の金額が出ますのでさらに優遇されていた時代もあります。
もちろん今も自社株購入を行うにあたってはある程度のメリットを設けている企業もあるでしょう。
このようにして、自社株を購入するようになれば毎日自社の株価をチェックすることになり、株式市場に対しても興味を持つことができるようになります。
そしてどのような動きがあったときに株価が上がり、逆に株価が下がり、配当がどのように決められていくのか、一般消費者に対してどのような株主優待券を発行して繋ぎ止めを行っているのかといった総合的な見方ができるようになります。
結果として、株式投資そのものに興味が持つことができれば、自社株を売却して他の銘柄に変更することもできるでしょう。また自分自身が毎日株価を眺めている中で別に応援したい企業が出てくればその企業に投資をすれば良いわけです。
自社株の購入だけが全てではなく、自社株を購入することによって株式投資に対して興味を持つ、これこそが大きな目的の1つです。
もちろん、自社株購入だけをメインにすることも良いかもしれませんが、これだけ多くの銘柄が市場にある以上、うまく分散投資をすることでリスクを減らし、プラスの要素を増やすことも可能なのか現在の状況です。
さらに税制優遇措置等市場の後押しがある以上今の実験で様々な投資を行うことが将来的なプラスに結びつくと考えることが良いと思います。自社株投資をスタートとして、中長期的な株式投資を行うことをぜひともお勧めしたいと考えます。